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この諺、秋になると良く聞くけど、オレは「つるべ」ってのが何なのかついこの間まで知らなかった。 調べてみると、こういうものらしい。 つまり、井戸に釣瓶が落ちるときのように、太陽もストーンと「速く」落ちてしまうからなのだそうだ。これはビックリするほど事実で、このグラフを見ると確かに秋分のころが日出没にかかる時間が最も短い。 どうしてこうなるのかというと、こちらの図をご覧頂きたい。 この図は左から冬至、春分・秋分、夏至の頃の太陽の日周運動を見かけの天球上に描いたもの。太陽が単位時間に動く「角度」はいつでも同じだが、単位時間に動く「高度」はかなり変化する。南中時あたりは10分経っても大して高度は変わらないが、朝夕はちょっと待ってるだけで太陽高度は一気に変わる。 この、太陽高度の変化率が最も大きいのが、図の直線(地平線と並行に書いた円の直径)が円と交わる付近である。 つまり、春分と秋分のころは、日の出・日の入りの時刻に高度変化率が最も大きくなるので日出没に要する時間が短くなるのだ。 反対に、冬至や夏至の頃は、高度変化率が最も大きくなるのがそれぞれ地平線の下、地平線の上なので日出没に要する時間は長くなる。 ・・・というからくりテレビなわけ。 微妙に秋のほうが短くなってるのは、地球は7月の頭に遠日点を通過するので太陽が若干小さく見えて速く沈むということになるから。 昔の偉い人は、この原理はともかくとして、実際に「秋の日は速く隠れる」ということに気がついていたのだろうか? それとも、なんとなくそんな気がするなあ、程度でこの諺が生まれたのだろうか? さらに、春も秋とほぼ同様に短いのに、なぜ秋だけつるべ落としなのか? 実は、オレはこの諺を、太陽がまだ17時くらいなのに「早く」沈んでしまうサマを表現したものなのだと思っていた。 実際、秋は日の入りが「速い」だけじゃなくて「早い」。 この「早い」というのは、春と比べて早い。 春分から30日冬寄りの2月19日の日没と、秋分から30日冬寄りの10月23日の日没は、フツーに考えれば同じ時刻になるはずである。なのに実際はそれぞれ、17:27、16:57。30分も違う。 この理由は、はっきり言ってオレはよく分からない。地球の軌道が真円でないことと、地軸が傾きつつ公転していることと関係あるらしいが、上手く説明できない。これが理解できたら、ココにまた書きたいと思う。 秋だけ諺になったのは、きっとこの「早さ」も関係あるのだろう。 |
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